整体の可能性
整体術について
以前このブログで整体の効果(2016年6月29日)について書きましたが、最近あるリピーター様(M様・30代男性)を通して改めて整体の可能性をについて学ばさせて頂く機会がありました。
もともとM様のお母様が8年前から当わとく整体院をご利用下さっていて、お母様のご紹介で7年前にご来店頂きました。以来、肩こりや腰痛の改善を目的に定期的に続けてご利用頂いていましたが、今年の9月の下旬頃、M様は右肩から右指にかけて、今まで経験したことの無い鈍い痛みを感じられました。状況的にこの痛みの原因は整体では対応出来ないレベルだと判断され、病院に行き検査を受けられたところ、「リューマチ」の疑いがあると診断されました。10月に入って数回さらに詳しい検査を受けられ、10月下旬に約1ヶ月振りにわとく整体院にご来店頂きました。この時、右肩から右指先の痛みは症状の発症時(9月下旬)よりも進み、さらに右膝にも痛みが出てきており、歩行にも影響が出ていました。右肩と右股関節は痛みで動かす事が辛いために可動域が狭くなっていました。M様は長年わとく整体院にご来店頂いているので、お身体の歪みはなかったのですが、この時は残念ながら歪みが戻っていました。
施術は、まず痛みに十分注意しながら両肩と両股関節の可動域を確認し、固くなった筋肉を少しずつゆっくりとほぐし、歪みを調整しながら可動域を広げていきました。施術後は施術前に比べ目に見えて改善され、特に歩行に関してはほとんど影響が無い程までになられました。それから毎週ご来店頂き、12月上旬には右肩、右股関節、右膝、いずれも日常生活にはほぼ支障の無い状態にまで回復されました。M様には「予想していた以上の整体の効果を実感出来た」と喜んで頂きました。私も整体を通してお役に立つことが出来、とても嬉しく思いました。
誤解の無いようにしておきたいのですが、今回、整体でM様の疾病が完治したということではありません。M様は勿論担当医師の指示に従って薬を服用しながら(薬の服用はこれからも数ヶ月~数年かかるようです)、その上で医師に整体の事を伝え施術を受けて頂いております。M様は日々ご自宅等で弛まずに運動をされてお身体の柔軟性が保たれるようにとても努力されていらっしゃいます。その様な努力があるからこそ整体の可能性が引き出されたと思われます。全ての同じような症状の方に、同じような効果が期待できるという事ではありません。また、整体で特定の疾病が治癒、回復するということではありません。何かお身体に疾病がありながらも整体にご興味のある方は、必ず担当医師の判断を仰いで下さい。